サラに腕を絡まれたまま、俺、アーモンは彼女の宿にやってきた。
俺の泊まっている安宿に比べれば数段高級な宿であることは確かだ。
階段の手すりは壊れていないし、扉の鍵もキチンと閉まるようだ。
最大の違いは部屋にバスルームがある・・・・。
そんな事を考えているうちに、俺はいつのまにかサラの部屋に入っていた事に気がついた。
「アーモン?あなたまさか経験が無い、なんて事は無いわよね・・・」
「経験?女、ってことか?」
「エルフの経験もある?」
「数は多くねえよ」
精一杯突っ張って見せたいところだったが、形勢は圧倒的に不利だった。
ところがここでサラの態度が一変した。急に下を向いてモジモジしはじめたのだ。
「どうした?」
「お願いがあるの・・・、私を大人の・・・・エルフに・・・・して・・・・欲しい・・の・・・」
そのまま消え失せてしまうのではないかと思うほどの小声で・・・・
『大人のエルフ』というのは、つまりはSEX経験のあるエルフということだ。エルフは本来女ばかりの種族だから他の種族と交わらない限りはそれこそ自分の分身のようなエルフを産むことで種族が繋がっている。つまりは『大人』になる必要はほとんど無い。魔法使いや僧侶にエルフが多いのも純系であるがゆえに精神力や魔力が飛びぬけて上昇しやすいからだ、とここに来る前にユールの町で学者崩れの酒場のオヤジに聞いた覚えがあった。
もうひとつエルフは他の色んな種族と「交配」して相手の種族を産む事もできるという特徴もある、そして最初の相手がそのエルフの生涯の伴侶になるとも聞いたのを思い出した。
「ちょ、ちょっと待ってくれよ。俺はまだ駆け出しの戦士だぜ。あんたの伴侶になれる資格が到底あるとは思えねぇ・・・・。」
「私の事、綺麗って言ってくれたわよね。」
「ああ・・・」
「あの言葉に嘘は無い、って言ってくれたわよね・・・」
一言話すたびに迫ってくるサラ、後ずさりする俺・・・
が、俺の後退は大きなベッドがさえぎり、サラの熱い体が俺に密着する。
そのまま押し倒される格好になったが、すでに唇は強く合わされ俺はもうサラの全てを受け入れるつもりになっていた。
「アーモン・・・。」
「こっちの経験は俺の方が先輩だろ?」
真っ赤になったサラの顔をもう一度引き寄せプロテクトローブに手をかけた。
「どうする?俺は相当汗くさいぜ・・」
「構わないわ。このままで・・・」
イヤイヤをするように俺の胸にサラは顔をうずめる。
その美しい顔をもう一度上げさせてゆっくり唇をふさぐ。
ティアラをゆっくり外すと、長い金髪がふわりと広がった。
「アーモン・・・」
「ずっと一緒にいるんだろ?」
濡れた瞳が閉じられた。俺はもう躊躇することをやめ、サラの肌を探りはじめた・・・
まだまだつづく・・・
いいのか?
posted by 語り部ディオス at 14:44|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
夜話
|

|